ライフスタイル

1960年代から70年代、まだ1ドルが360円だった時代。
アメリカのTVホームドラマや映画、それに兼高かおるさんの旅番組などを見て、
当時の日本の現実と欧米人のライフスタイルとの圧倒的な差に、子供心に憧れを
いだいていたのを今でも思い出します。
そんな時代に直輸入ではなく日本で作られた欧米風のものには、インテリアや
アパレルそれに喫茶店で出されたナポリタンまで、いまで言う"ナンチャッテ"
な感じのものが溢れていました。

ところが時代は変わって、いまでは1ドルが80円。
当時憧れた欧米製の楽器やスポーツ用品が、スーパーの店頭にも並ぶようになって
いますし、"ナンチャッテ"の代表のようなグループサウンズの音楽に比べると、
この頃の若い世代の音楽を聴いていると、世代を経て洋楽は完全に消化されて
既に自分たちのものになっているような感じがします。

80年代のほとんどを海外で暮らしていたのですが、一時帰国したときに見る
日本人のライフスタイルは、欧米風ではありながらまだまだ"ナンチャッテ"感が
強かったように思います。



上の写真のようにメキシコのタイルをカバーに採用されるということで、たまたま
このような窯があることを知ったのですが、テック堂さんが製作されたこの石窯を
見ると、日本のアウトドア用品もここまできたんだなぁという思いがします。
喫茶店でウソのようなナポリタンというスパゲティーを食べていた世代には、庭先や
ベランダで本格的なピザやラザーニャが焼ける時代が来たことの方が、むしろウソの
ような感じがしてしまいます。



欧米のライフスタイルにキャッチアップしようと走ってきた日本人ですが、
器用な日本人のこと、これからは和洋折衷の独自で愉快なライフスタイルを
作って行くんだろうと想像しています。

嬉しいお便り

千葉県のYさんから"メキシコのタイルを貼りました"という嬉しいお便りを
いただきました。DIYで古民家を再生されるということで、現在進行中の様子を
ブログで紹介されています。写真を転載することを承諾してくださったので、
1枚だけここにアップさせていただきます。
ブログへのリンクは、こちら"Island in the sun"です。



"想像以上に(!)大きさがバラバラなのにはびっくり"と書かれていますが、
直ぐに"逆にきっちり貼る必要もなくて良かったのかも"と気持ちを切り替えて
いただいたとのこと、これはまさにメキシコの人や物と付き合う場合の極意
ではあるのですが、自然体でその極意を体得されているので、
きっとメキシコとは相性がいい方なんだろうな、と嬉しく想像しています。

メキシコから取り寄せたタイルが、どのように使われているのだろうかと
常々思ってはいるのですが、こんなふうに写真などを提供していただけると
とても参考になり助かります。Yさん、ありがとうございました!

こんなふうにも

これまで、メキシカンタイルはこんなふうに使われていますっていうことを
メキシコの町で見掛けた建物の内装や外装、また家具などに利用されてものを
少しご紹介しましたが、小さな50mm角のタイルにグルーガンや接着剤で
タイルの裏側に木製のクリップを貼りつけるだけで、このようなフォトクリップを
作ることができます。
ショップなどでは、プライスカード、ポップやメニューのスタンドとしても使える
でしょうし、簡単に作れて用途は広い便利なアイテムだと思います。

トルティージャ -tortilla-

道具のことを書いたので、今日はトルティージャについて少し。
トルティージャといえば、メキシコの主食であの有名な料理タコスの皮なんですが、
トウモロコシ粉から作るトルティージャ・デ・マイース-maiz-と小麦粉から作る
トルティージャ・デ・アリーナ-harina-と呼ばれるふたつのトルティージャがあります。

メキシコシティから南部の地方では、主にトウモロコシの粉から作るトルティージャ・デ・
マイースが食べられていて、北部太平洋地域では小麦粉から作るトルティージャ・デ・
アリーナが食べられています。どちらの地域でも具の内容によって適当にどちらかの
トルティージャをチョイスして食べるような感じですが、両極の南東部や北部太平洋
では、どちらか片方のトルティージャしか食べない地域も多くあるので、実際は現地
に行ってみないと分からないですね。

メキシコシティに住む友人の多くは、トウモロコシ粉のトルティージャじゃないと
トルティージャじゃないくらいなことを言いますが、シナロア州やソノーラ州など
北部太平洋地域に行くと凄く美味しい小麦粉のトルティージャがあります。
現地に行かないとなかなかこういうトルティージャは食べられないので、メキシコ
シティなど中央高原や南部地方に住む人達は、残念ながら口にすることもできないし
小麦粉のトルティージャというとアメリカのテキサスなんかで食べられているものを
想像して、あれは人間の食べるものじゃないなどと言うんです。



あまり上手く撮れなかったのですが、うちの冷蔵庫にあった最後のパッケージ、
シナロア州グァサベ-Guasave-という町で作られた小麦粉のトルティージャです。
嬉しいことにメキシコへ行くと、いつも友人のマリーが故郷のグアサベから取り寄せて
くれていて、帰国してもオランダ製やアメリカ製の味気ない小麦粉のトルティージャ
のお世話にならずに済んでいます。

トルティージャの圧延器

この日は、友人ラウルの買い物の付き合いでグアダラハラにある市場へ行きました。
ここは、サン・ファン・デ・ディオス-Mercado San Juan de Dios-というグアダラハラの
中心にある大きな市場です。
奥さんに頼まれたということで、トルティージャ-tortilla-というタコスの皮を作るときに
使う圧延器 -la prensa para tortillas-を探しにやってきました。



これが、探し求めていたもので、アルミ鋳物製のものと木製のものがあります。
もちろん彼が探していたものは木製のもので、それもメスキテという木材で作られた
ものです。ピノ-松材-のものが多く売られているのですが、トルティージャを作る
ときにはギューギューと押しつけるので、松材で作ったものは耐久性が全くなくて
使いもののならないということです。
ここに写っているものは、もちろんメスキテで作られたプレンサ-圧延器-で値段は
少々高く付きますが、メキシコシティーの彼の家ではしょっちゅうこれを使うので、
迷うことなくこれを購入していました。松材に比べるとかなり重いです。
これで、いつものように奥さん手作りのトルティージャで作った美味しいタコスを
ご馳走になれます。
生のトルティージャの皮で具を包んで油で揚げるケサディージャ-quesadilla-と
いうのも大好物で、キノコやジャガイモなどをチーズと一緒に包んだものの揚げ
たてをフゥフゥしながらいただくのが最高です。一般には町中の屋台で食べる
ことが多いですが、家庭で作ってもらったものもまた格別なんです。
因みに、うちの家にあるのは、左側にあるアルミ鋳物製のプレンサですが、粉から
作るのはなかなか面倒なので、年に何回登場するかなぁといったところです。
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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
クラフトが人生の相棒になりました。

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