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ハローチョ -El Jarocho-

ベラクルス州のコアテペックを訪れたとき、その周辺に砂糖の精製場や
コーヒー豆の加工場などがいくつか見られました。調べてみるとメキシコは
世界でも有数のコーヒー産出国で、5、6番目に多いようです。
ブラジルやインドネシアは有名ですが、メキシコでそんなに多くのコーヒーが
産出されていると聞いて意外に思いました。
コアテペックでは、アバロッテ-abarrote-と呼ばれる町の小さな食料品店でも
生のコーヒー豆を売っていました。土産店ではコーヒーの木を加工したマグや
キーチェーンなども見られコーヒーの町を印象付けていました。
またこの地は蘭の栽培でも有名なところです。

東京の人が江戸っ子と呼ばれるように、ベラクルス州の人はハローチョと
呼ばれています。メキシコシティを訪れると夜の散歩とケサディージャを食べに
必ずコヨアカン地区に足を運びます。腹ごなしにブラブラしていると、いつもの
いい香りが漂ってきます。ハローチョ-Cafe El Jarocho-から漂うコーヒーの香りです。
この店は通りの角にあるのですが、テーブルもイスもなく小さなカウンターがある
だけです。このスタイルで50年もの間ここでカフェを売り、人の列が無いときが
無いくらいの人気店です。いつものカプチーノを注文し、隣の店でチューロを買う。
ちょっと気分のいいB級フルコースです。

この写真は、蚤の市でコーヒー豆を煎るためのフライパンだと教えられたのですが、
果たして本当なのかどうか分かりません。いくつか買い求めたのですが、全部売れて
しまって手元にありません。ここのところ蚤の市でも全然見掛けなくなりました。


comment

⇒   byミホ (URL)  at2009-04-01 14:05 X

メキシコのコーヒーってあんまり目にしませんが、有数の生産国だったんですね。日本にあまり入ってきていないだけなんでしょうか。

写真のフライパンは珍しい形をしていますね。上部のハンドルをクルクル回して豆を煎るのでしょうか。これがあったら、自宅で豆を煎れそう。

⇒ Re: タイトルなし  byTequilaMasa (URL)  at2009-04-01 21:23 X

>ミホさん
そうですね。あまり聞きませんね。
チアパス州産の有機栽培のコーヒーは、たまに見掛けます。
実際のところ分からないですが、インスタントコーヒーなどに使われているのかも知れません。
ベラクルス州にあるメキシコの最高峰、ピコデオリサバ-Pico de Olizaba-の麓で
収穫されるコーヒーが一番美味しいとメキシコでは言われています。

写真のフライパンですが、中に数枚のプロペラみたいなのが付いていて、
ハンドルを回すと攪拌できるような構造になってます。
また今度見付けたら荷物に入れておきます。
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Contigo Masa

Author:Contigo Masa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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