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メキシコという国、本来の魅力に触れて欲しい

懇親会などで話をしているうちに、ロサンゼルスやサンディエゴなど米西海岸の都市へ
行ったという話を聞くことがあるのですが、殆どの場合少し足を延ばしてメキシコ側へ
国境を越えて行ってきたんだという話になります。

大抵は、サンディエゴから越境してメキシコ側のティファナへ行ったという話なのですが、
この間は珍しくシウダ・フアレス-Ciudad Juarez-という米テキサス州のエル・パソと隣り
合うメキシコ側の町へ行ったという話になりました。

シウダ・フアレスとエル・パソは、個人的にも初めて訪れたアメリカ側とメキシコ側の
国境の町でしたので、いつもよりは話が弾んだのですが、最終的にはメキシコ側の町は
雑然としているし物騒ですね、という結末になるのはいつもと同じでした。

メキシコを第二の故郷と思っている僕にとって、話の展開がいつもこうなるのは悲しい
ことなのですが、国境近くのメキシコ側の町は確かにそんな感じのところが多いので
仕方なくうなずくばかりになってしまいました。

ただ、本当に残念なのは、アメリカの西海岸旅行のついでにメキシコ国境の街を訪れた
イメージでメキシコという国全体のイメージとして定着されてしまった方々が多いとい
うことです。



この写真は、メキシコ第二の都市グアダラハラのおそらくバジャルタ通でのショット
だったと思いますが、こんなに綺麗に掃除をしているのですよ。もともとグアダラハラ
は美しく魅力的な町で、メキシコの人達にとっても人気が高い町です。

メキシコには、グアダラハラだけじゃなく、もちろん他にも沢山魅力的な町や自然が
あります。世界遺産に指定されている遺跡や自然だけではなく、メキシコ政府観光省
によってプエブロス・マヒコス-Pueblos Mágicos-として登録された魅力的な小さな
町が沢山あります。バスやレンタカーを使って、是非これらの町を一つひとつ訪ねて
ゆったりまったりとした時間を過ごしていただければ、メキシコという国本来の魅力
を堪能していただけると自信を持ってお勧めできます。

León - レオン -

メキシコでいろいろな種類の陶器を探していたとき、メキシコ中部にあるレオン市に
感じの良い陶器を作っている工房があるという情報があって訪ねたことがありました。



レオンと言えば革の街として有名なんですが、その中でも靴が特に有名でカジュアルな
ものからビジネスシューズやウエスタンブーツまでいろいろなものが揃っています。
このレオンで作られたものは、質の良い靴が多くて、日本で販売されているメキシコ製の
しっかりした作りのウエスタンブーツは、おそらくレオンで作られたものだと思います。

レオンは、首都メキシコシティとメキシコ第二の都市グアダラハラの中間に位置している
グアナファト州の都市で、周辺は農業地帯が広がっているところだったのですが、近年は
日系の主に自動車関連の企業が多く進出して、かつてよりさらに活気があるところになって
いるようです。

leon04.jpg

グアダラハラに住んでいた頃は、仕事でよくレオンを訪れましたが、町の雰囲気も良く
気候も良いところなので、大好きな町のひとつでした。もう30年以上の前のことですが、
あの当時から1軒だけ日本食のレストランがあって、そのオーナーが美大出身のアーティ
ストだったのを思い出しました。アーティストとしてだけでは、なかなか生活していけ
ないので、レストランを始めたというような話を伺ったような記憶があります。

あのレストラン、どうなったのかなぁ?
日本食ブームが続くメキシコですから、きっと大きくなっているでしょう。
次に行く機会があれば、訪ねてみようと思います。

フリーダ・カーロのお気に入り

フリーダ・カーロの作品が多く展示されている彼女の実家で住居
でもあったメキシコシティのコヨアカン地区にあるCasa de Azul
-青の家-やソチミルコ地区にあるMuseo Dolores Olmedo Patiño
-ドローレス・オルメド・パティーニョ美術館- では、彼女自身が
描いた肖像画や普段彼女が来ていた服なども展示されています。

それらを見ると、フリーダが普段から刺繍が施されたブラウスや
ワンピースなどを好んで着ていたことがよく分かります。
オアハカ州を中心とした地方でよく着られている民族衣装ですが、
父母のルーツはともかくとして、自分自身はメキシコ人であると
いうアイデンティティを主張するためでもあったのでしょう。



これはメキシコシティにある民芸品の店の写真ですが、
このところ街中やテレビでメキシコの民族衣装を彷彿させるような
刺繍が施されたブラウスやチュニックをよく見掛けますね。
若い女性を中心にちょっとした流行のようになっているようですが、
そのエスニック感が気に入られているのか、単にカワイイということ
なのか分かりません。ただ、メキシコ好きの僕としては、少しだけ
でもいいので、メキシコも感じて欲しいなぁと思うばかりです。

フィエスタ・メヒカーナ 2016 in Osaka

毎年9月になると16日のメキシコ独立記念日を思い出すと同時に、
大阪梅田のツインビルのところで開催されるフィエスタ・メヒカーナの
ことを思い出します。

今年は、今週末の9日(金)~11日(日)までの3日間です。

イベントスペースにあるステージでは、写真のようにマリアッチ発祥の地
グアダラハラから来日したグループのライブ演奏があったり、メキシコの
民族舞踊なども披露されるので、コロナビールを片手に小腹が空けば
焼き立てのタコスをつまむのもまた良しです。スペースへの入場は無料
なので、昼ごろからスタートするステージをのんびり楽しむことができます。

日頃なかなかメキシコという国と縁がないという方々には、お気軽にその
雰囲気に触れるちょうどいいチャンスだと思います。



詳細情報は、次のサイトでご覧ください。
http://www.skybldg.co.jp/event/mex/2016/01.html

出会い..遭遇..

かつて住んでいたメキシコのグアダラハラという町とその周辺の地名が
出てくるので懐かしいと思いますよ、とお客様から教えていただいた本、
著者はメキシコ人作家ファン・パブロ・ビジャロボスで、「巣窟の祭典」と
「フツーの町で暮らしていたら」の2作が1冊にまとめられています。



メキシコ人やメキシコに縁がある作家としてはカルロス・フエンテスや
ガルシア・マルケスの本も少し読んだことがありますが、とにかく登場
人物が多かったり、いろいろな物語が錯綜したり読んでいるうちに訳が
分からなくなることが多々あります。

また、日本人女優の菊池凜子さんが出演ということでメキシコ映画
の「バベル」が日本でも少し知られたかなという感じですが、前作の
「アモーレス・ペロス」がアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の
処女作で、グアダラハラ市出身のメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・
ベルナルが初めて出演した映画でもあります。



メキシコを代表する小説を読んだり映画を観たりすると、人との出会い
であったり、出来事との遭遇であったりということが、止めることができ
ない時間軸に沿って、人の数だけある様々な人生と人生との接点で、
それがどれ程ドラマチックな偶然でありまた必然なのかということが
強い印象として残ります。

そう思いながら自分の人生を振り返ってみると、これまでに出会った
友人や知人の人生が、自分の人生にも色付けされていることが
分かるような気がします。
プロフィール

TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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