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ミュージアムショップ -ソーマヤ美術館(メキシコ市)-

美術館を訪れたらミュージアムショップに立ち寄るのも
楽しみにしています。
ちょっとした思い出の品やお土産を物色しながら楽しい
時間を過ごすのもいいんじゃないでしょうか。

とは言いつつ、タイルを使ったものがあれば、何となく
そちらの方に目が行ってしまう習性が身についてしまい
ました。そうして目に入ったのが、この小物入れ。

特に秀逸とは言えないのですが、ただメキシコのタイル
が使われているということが重要で、メキシコの手作り
タイルをこんなふうに使えますよという良い例として見
ていただければ嬉しいです。(笑)



ソーマヤ美術館には、11年にも訪れましたが、今回で2回目
でした。最上階から螺旋状のスロープを下りながら各フロアに
ある作品を見て回ります。
この写真は、下りのスロープからエントランスホールを見た
ところです。壁画級に大きいサイズのタマヨの絵が壁面に
掛けられています。

mexicocity50.jpg

ルフィーノ・タマヨは、僕も好きなメキシコ人画家ですが、
日本では名古屋市立美術館のコレクションがよく知られ
ています。名古屋市とメキシコ市が姉妹都市という縁が
あってのことだとは思います。

メキシコ南部の刺繍のよう...MEXICOLOR

少し前のブログでご覧いただいたタイルの階段を上がっていくと、
壁沿いにスペースがあって、このショップで販売されている代表的
な商品が飾られていました。

メキシコ南部のオアハカ州やチアパス州などの地方では、
今でもネイティブメキシカンの人達が、カラフルな刺繍を施した
民族衣装を日常的に着て生活されています。
その技術を生かして服やテーブルクロスなどにも刺繍したものを
商品としてブティックや民芸品店で売られたりもしています。



この写真の商品は、そのような刺繍のカラーコンビネーションをT
シャツやトートバッグなどにアレンジされたものなんだろうと勝手に
考えていたのですが、メキシコのビーチリゾートやカジュアル
なパーティーならきっと映えるんじゃないかと思います。

もちろん商品の後ろの壁には、手作りのメキシカンタイルが、
これでもかと言わんばかりに、そしてメキシコカラーをさらに
強調するような存在感で貼られていました。

メキシコのタイル作りは、いま...

次の写真に2枚のタイルが写っています。
さて、"左右のタイルのどこが違うでしょうか?"

何か少し脳トレのようなことになってしまいましたが、
是非チャレンジしてみてください。



あっさり答えを言ってしまいますと、左側のタイルの
左下の部分に2本線が足りません。
そして、左側のタイルは、取り敢えず"不良"として
出荷いたしません。

当方で取り扱っているタイルは、成形から絵付けまで
全ての行程が手作業ですので、稀にこういうタイルが
出てきます。現地での箱詰めの際に絵柄の違いに気付
くことなく出荷されてしまったのです。

今回のメキシコ行きでは、数軒のタイル生産者を訪ね
ました。現地の製造工程も年を追って変化しています。
伝統的な手作りの生産工程を維持することが少しずつ
難しくなっているようでした。

次の写真は、絵付けの行程です。
シルクスクリーンのような要領で絵柄をプリントしてい
ます。確かに手作業による絵付けですが、この方法だと
最初の写真にある2枚のタイルのように絵柄のどこかが
違うというミスが発生することがありません。

doloreshidalgo14.jpg

メキシカンタイルというと、1枚毎に少しサイズが違って
いたり、絵柄にも線の太さが違っていたり、模様のサイズが
違っていたたり、少し愛嬌があって、そんなところに何か
温かみを感じられるのではないでしょうか。

残念ですが、重労働の陶土の練り工程や手間が掛かる
手作業による絵付けの行程は、新しいやり方に移行し
つつあって、メキシカンタイルの最大の欠点でもあり
特徴でもあったサイズや絵柄のバラつきがなくなって
工業生産されるタイルに少し近づくような感じです。
ただ、磁器タイルではありませんので、昔ながらの温かみの
ある質感はそのまま残りますので、それだけが最後の砦に
なりそうです。

生産者のお話では、数年後には、陶土の精製と練りの
工程、成形の工程などは機械化され、手作業での絵付けは
無くなり全てステンシルでの作業になるだろうということ
でした。

現在、当方で販売しているタイルは、絵付けも含めて全て
の工程が手作業のものです。いよいよ貴重な在庫になって
しまったんだなぁと、改めて感じています。

少しホッとしました

しばらく振りのメキシコ訪問になりました。
なんだかんだで時間が取れず、タイルの生産者とも
顔を合わせる機会がありませんでした。
ネットの便利さについつい甘えてしまい、
気が付くともう何年も訪ねていなかったんだなぁ、
というような状況でした。

久々なので、まずはメキシコシティで数日を過ごし
たわけですが、今回もいつも訪ねるコヨアカン地区に
足を運びました。

ここにはシャレた店も多いのですが、今風に民芸品を
アレンジしたものを販売している店などもあって、
店内にメキシカンタイルをアレンジしているところも
ありました。

現地メキシコでも、以前に比べてメキシカンタイルを
内・外装に使うことが少なくなってきてはいたのですが、
ここにきて復活の兆しがあるのではないかと少しホッと
しました。



階段の踏面部分に小さな丸いものが連なって見えると
思いますが、何と1ペソコインが並べられています。
お金を踏むことには少し抵抗はありますが、なかなか
面白いアイデアだと感心しました。
でも、日本ではちょっと受けないかも知れませんね。

mexicocity47.jpg

壁面の装飾に




内装で言えば、巾木的に外壁や塀などへタイルで装飾するという
アイデアも有りな感じがします。

日本では、有りそうで無さそうな印象があるのですが、見掛けられた
ことはありますか?メキシコタイルに限らず、タイルでこういうふうに
飾るのは面白いですね。チャンスがあれば、トライしてみたいです。

メキシコでは、タイルをこのような使い方をすることが珍しくないような
気がしますが、またどこかで見掛けましたら写真に撮ってご紹介させ
ていただきます。

プロフィール

TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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