至福の空間で、



ここ数年、大阪は大川沿いの桜花の季節にお誘いいただいて、
夫婦共々花見会のお仲間に加えさせていただいています。
今年も昨年とほぼ同じ10日過ぎに集まりがあったのですが、
去年より大阪の桜は開花時期が早く、なんとこの日には既に
大方の花が散っているという状況でした。




しかもこの日は冷たく強い風が吹いていて、桜の下での食事会は
断念ということで、このグループの要になってくださっている造形作家
福本氏のアトリエ兼ギャラリーでお弁当をいただくことになりました。



バーンウッドに古いナンバープレートのミラー、古いスケールに何に
使われていたか分からないギヤの時計、チーズグレーターのシェード、
自らの本来あった役目を果たし、形を変えていい感じで蘇っています。



桜の花の下でいただくお弁当も美味しいですが、この空間で過ごし
ながらいただくお弁当もまた格別でした。少し酔いもまわり、談笑も
心地よく響きます。

何なんでしょう?物にも役目を終えた安堵感のようなものがあって
それが伝わってくるかのようです。

大きなジャンクと風景

アメリカの郊外へ行くとこのような光景をよく目にすることがよくあります。
芝生は、綺麗にカットされているところを見ると、この農耕具は単に放って
置かれたものでないことが分かります。きっとエクステリアのアクセントに
でもと思ってこの土地のオーナーがセットしたのに違いありません。
ただ、これがメキシコだった場合、どのような経緯でそうなったかは分から
ないのですが、野晒しになった農耕具やその他もろもろが放置されているのを
しょっちゅう見掛けます。というか、それが日常の風景にすらなっています。
何年、何百年、いや何千年、それぞれの民族がどのように過去を受け継いでいる
のか、興味深いところではありますが、いろいろな意味で古代ローマの血というか
基本的な生活の態度を受け継いでいるのは、現在のラテン系の民族ではなく、
アングロサクソンを中心としたアメリカ合衆国の人達のように思えます。
どちらにしましても、この大きなガラクタ、風景の中で良い感じに落ち着いています。
..テキサス州サンアントニオ郊外にて。



レトロの流行

ここ数年というか、いつ頃からかはっきりとは分からないのですが、レトロな感じの
いろいろが流行しているような感じがします。昭和30年代に使っていたアルマイトの
食器で給食を出す居酒屋やレストランなどが紹介されたり、映画でも東京オリンピック
あたりの時代背景で作られたものがヒットしたり、最近ではウィスキーのハイボールが
人気とか、若い人達にはきっとこういったレトロなものが新鮮と感じると同時に何か
ホッとするような感覚も与えるのかも知れません。
話は変わりますが、淡路島で岸壁から大きなサバが釣れているからと友人に誘われて
行ってきたのですが、ジグと呼ばれる疑似餌を数投なげた途端にドシャ振りの雨。
結局、一度のヒットも無しに納竿となってしまいました。
それでも根性のある友人は、重装備でサビキという針が何本も付いた仕掛けを使って
大きなサバを何本も釣りあげ、おかげで釣りたての美味しいサバの刺身などいただい
たのですが、ひょっとしてサバ君達も新しい疑似餌じゃなく、ここのところ流行して
いるレトロな雰囲気が好みじゃないかとアメリカのアンティークマーケットにあった
こんなルアー(疑似餌)でも挑戦してみたい気持ちになりました。


売ってやるぞ!!

前に"キューバほどではないけれど"というタイトルの記事で、見事にメンテナンス
され実際に使用されているピックアップトラックをご紹介したことがありますが、
今日はこの写真です。
昨年、初めて制作をお願いするアイアン製品の工房を訪ねたときのことです。
この工房は、トラケパケ市-Tlaquepaque-とトナラ市-Tonala-の境界あたりにあ
って、かつては荘園の一部だったような作りで、少し手入れすればレストランなど
にも使えそうなところでした。そこには、馬を繋いでいたり、水飲み場だったよう
な設備も見られました。
この工房の大きな門の前にある空き地に置いてあったのが、この車の残骸?です。
と言いますのも、これに気が付いて「ひどい状態で放置しているなぁ!」とその
工房の親爺さんに言ったところ、いいタイミングでその車の横にある家から持ち主
が現れて、というか我々の話声を聴いていたのかも知れませんが。「この車は放置
しているんじゃないぞ。車体以外は全てきちんと保管しているからもし気に入った
のなら売ってやってもいいぞ。」と話し掛けてきました。こちらは苦笑いするだけ
だったのですが、メキシコにはこうやって興味を持った風に見られると、「売って
やるぞ!」って声を掛けられることがよくあります。

またいつの日か

人通りは少ないとは言えず、車通りもけっして少なくない通りで見掛けた廃屋です。
プエブラならではのオリジナル・タレベラ焼のタイルが外壁に意匠を凝らして貼られて
いて見事です。カンテラ(自然石)のレリーフもメキシコにしては控えめで、好感が持て
る感じがします。ファサードの正面には、かつて営んでいた"○○商会"というような
商号の文字が浮かんでいて賑わっていただろう様子が、目に浮かぶような気がします。



一階はシャットアウトされていて、外から眺めるだけだったのですが、天井は全く
無くて、一部にはこの写真のように大きな雑草まで生えている有様です。
ただ、ここまで放りっぱなしにされてはいるのですが、残っている建物部分を見る
限り、素人目ではあってもリフォームすれば十分に使えそうな感じがしました。
いつの日か、人が沢山出入りしていた時代のように、また活躍してくれることを
大いに願っています。

プロフィール

TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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