メキシコの織物

この10月にオアハカを旅した目的のひとつに織物の里を訪ねるということがありました。
メキシコを旅すると、この国はいろいろな種類の民芸品や工芸品の宝庫だというのを実感
されると思いますが、織物はその代表的なもののひとつです。
80年代に一度グァテマラを旅したことがありますが、メキシコのオアハカ州、チアパス州
からグァテマラに掛けての地域で織られている伝統的な布には共通点も多いですが、
テレビで放映されたときに見たラオスなどの山岳民族の織物にも色のコンビネーションや
紋様に共通点があるように感じた覚えがあります。
今回訪れたのは、オアハカ市の中心から車で1時間ほどのテオティトゥラン-Teotitlan-
という村で、ここはサラペ-Zarape-と呼ばれるラグの産地として知られています。
メキシコの観光地で土産物店に入ると定番のように売られているサラペですが、
概ねこの地域で織られたものが各地の観光地に送られているものと思います。

サラペにもいろいろとグレードがあって、天然の染料と糸を使用して織られたものは
それなりに高価ですが、その色合いや手触りも格別なものがあります。日本でご存知
の方も多いですが、コチニージャと呼ばれるサボテンにつくカイガラムシから取った
染料や貝紫とよばれる貝殻の色素を利用した染料が代表的なものです。
これは天然の染料で染色した糸を展示しているところですが、植物から取られた染料も
多く和風の色合いに似た感じがしないでもありません。



これらの糸をこのような機を使って織っていきます。
幅は最大寸法が決まっていますが、長さは糸が続く限り伸ばせるとのことでした。



織りあがったサラペです。サイズも色も様々なものが作られています。
金融危機前までは、アメリカ人のバイヤーが大量に買い付けていったようですが、
突然のリセッションで在庫が増えて大変だと工房のオヤジさんが嘆いていました。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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