2010年02月28日
瓦垣 -tile fence-
ここのところ様々な材料を使ったフェンスを紹介させていただいていますが、
今日は煉瓦のフェンスのところで少し触れたスペイン瓦を利用したフェンスです。
フェンスに関しては、日本の竹垣まで含めシリーズのような扱いになってしまいまし
たが、メキシコはシナロア州にあるテアカパンという海辺に近いのどかな町から貴重な
メキシコ体験を伝えてくださっている"ottoさんのブログ"でも"椰子の葉柄フェンス"を
紹介いただきました。(相互リンクでフェンスのシリーズに加えさせていただきました)
こうやって見ると、工夫次第で実に個性的なフェンスを作ることができるということが
分かります。
さてこの写真のフェンスですが、よく見るとスペイン瓦よりやや湾曲が大きいように
見えます。もしかすると瓦ではなく樋(とい)に使用する部材を応用したのかも知れません。
またもうひとつ考えられること、それは今でもメキシコの大きなメリットなのですが、
工房にオーダーしてオリジナルの部材を発注できるということです。例えば、この部材
の場合、治具を作るかパイプなどを利用して300mm角のテラコッタのタイルをこの
ようにカーブを付けて成型して作ることが可能だとも考えられます。ある程度、数量が
まとまればメキシコの工房では、そういう仕事を請け負ってくれるところがあります。
メキシコの建築士達は、そういうことをよく知っていて、存分にそのメリットを利用
しています。要するに、アイデアを工房側に伝えて相手方にも面倒があまりないと理解
してもらえばある程度の融通は聞いてもらうことができます。これは、手作りならでは
のメリットと言えます。
メキシコの各地を歩いていると大量生産された部材ではなく、オリジナリティ溢れる
部材を利用した造作を目にすることが多いのですが、実はこのように工房と直接交渉
してオリジナルな部材を企画して作ることができるからなのです。
今日は煉瓦のフェンスのところで少し触れたスペイン瓦を利用したフェンスです。
フェンスに関しては、日本の竹垣まで含めシリーズのような扱いになってしまいまし
たが、メキシコはシナロア州にあるテアカパンという海辺に近いのどかな町から貴重な
メキシコ体験を伝えてくださっている"ottoさんのブログ"でも"椰子の葉柄フェンス"を
紹介いただきました。(相互リンクでフェンスのシリーズに加えさせていただきました)
こうやって見ると、工夫次第で実に個性的なフェンスを作ることができるということが
分かります。
さてこの写真のフェンスですが、よく見るとスペイン瓦よりやや湾曲が大きいように
見えます。もしかすると瓦ではなく樋(とい)に使用する部材を応用したのかも知れません。
またもうひとつ考えられること、それは今でもメキシコの大きなメリットなのですが、
工房にオーダーしてオリジナルの部材を発注できるということです。例えば、この部材
の場合、治具を作るかパイプなどを利用して300mm角のテラコッタのタイルをこの
ようにカーブを付けて成型して作ることが可能だとも考えられます。ある程度、数量が
まとまればメキシコの工房では、そういう仕事を請け負ってくれるところがあります。
メキシコの建築士達は、そういうことをよく知っていて、存分にそのメリットを利用
しています。要するに、アイデアを工房側に伝えて相手方にも面倒があまりないと理解
してもらえばある程度の融通は聞いてもらうことができます。これは、手作りならでは
のメリットと言えます。
メキシコの各地を歩いていると大量生産された部材ではなく、オリジナリティ溢れる
部材を利用した造作を目にすることが多いのですが、実はこのように工房と直接交渉
してオリジナルな部材を企画して作ることができるからなのです。
