migajon -ミガホン-

メキシコへ最初に行ったのは、駐在員としてというのは以前にもお話しましたが、
職場には社員食堂があって、初めは日本人のいるテーブルへ行って食べていたの
ですが、少し慣れてくると同じ年頃のメキシコ人がいるテーブルに加えてもらったり
していました。

メキシコの主食は、皆さんもご存知のとおりタコスには欠かせないトルティージャと
いう丸くて薄いパンなんですが、それと同じようにテーブルには、ボリージョ-bolillo-と
呼ばれるパンが、必ずカゴに盛られています。パン・ボリージョは、ミニフランスパンの
ような感じで、外側の焼けた部分がかたくて、内側が白くてやわらかいパンです。

で、その食べ方なんですが、目の前にいるメキシコ人の同僚は、半分に割ったかと
思うとおもむろに中の白くてやわらかい部分を取り出して、その部分を食べるのかと
思ったら、その部分はテーブルの上に置いて、かたい焼けた部分をおかずと共に口へ
運んでいったのです。「オイオイ、その中身は?」って言うと「ミガホン?食べないよ」
とすかさずさも当たり前のような返事が返ってきました。「日本じゃ、その白くて
やわらかい部分が美味しいからみんな食べるよ」と言うと「それじゃ、これ食べても
いいよ」って「お前が捨てたのは食べないけど、考えようによっては、メキシコ人と
日本人がいっしょに食卓を囲んだら、パンボリージョは無駄なく食べられるな」という
結論になりました。ちなみに、ミガホン-migajon-というのは、日本でいうパンくず
というかパンのミミです。

メキシコには、トルタと呼ばれるパン・ボリージョを使ったサンドイッチのような
ものがあって、特にメキシコシティでは、街角には必ずタコスとトルタの屋台が
あるくらいポピュラーな食べものです。
そのトルタを作るときにも中の白くてやわらかい部分は、あっという間に取り
除かれて、ハムやチーズなどがどさっと盛られて出来上がりって感じです。

メキシコシティに住んでいるとき、家内は、ご近所の奥さん方のすすめもあって、
パンフラワーで有名な先生からその作り方を教わっていました。
パン・ビンボ、と言っても貧乏人が食べるパンではなくて、BIMBO-ビンボ-という
大手のパン製造メーカーが作ったパンをスーパーで買って、そのパンを使って粘土を
作って、花びらや葉などのパーツを作って花や花束を作るという手芸です。

このパンフラワー、メキシコではミガホン-migajon-と呼ばれています。
きっとこの先生、家族が残したミガホンを見てパンフラワーを思い付いたんで
しょうね。

小さなミガホンがあったので撮ってみました。
白い花の大きさは、2cmもないくらいです。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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