ロマンス、それから -その9- イグアスの滝

改めて書いておきますが、ここでのロマンスとは、あくまでもロマンス語という
意味で、僕が出会った最初のロマンス語(ポルトガル語)の国ブラジルでの旅の話を
しています。

リオ・デ・ジャネイロを出発、その後サンパウロに到着コーヒーの積み出し港で有名な
サントスなどを訪れながら数日間を過ごし、パラナ州のマリンガに向かいました。
マリンガには小さい頃に新潟で会って一緒に写真に納まっていた祖母の従兄にあたる
親戚があって訪問することになっていました。当時、日本から若者が訪ねるというのが
まだ珍しい時代だったので、申し訳ないくらい大歓迎してくれました。
日本式の湯船もあるし、北部の奥地でシャワーではなく空き缶で水を浴びて生活して
いた話などすると、"そんなところがあるのか"と驚かれたくらいでした。
移住したばかりのころは苦労されたと思いますが、既に大きな牧場やオレンジ畑を
所有していて、立派に成功されていたので若輩ながら安心しました。

牧場では、ちょうど牛のお産が見られるということで、朝早く起きて牧場の納屋に
駆けつけました。数人の方が夜通しつきっきりで世話をされていたようで、小さな
子牛が誕生した瞬間は本当に感動的でした。この写真も撮ったはずですが、いくら
探しても見つからなかったのが残念です。

三世の方が年頃としては同じくらいだったので、いろいろな話をすことができたの
ですが、二世の方と三世の方では、時代背景によって日本という国に対する"思い"や
"感情"に随分と隔たりがあるのも分かりました。二世の方は敗戦国日本を背負い、
三世の方は奇跡の繁栄を遂げつつある日本を誇りに思う、というそれぞれの世代の
巡りあわせが僕には想像の範囲を超える内容でしたが、その時点ではできる限り
真摯に気持ちを伝えることができたと思います。

またこの町からは有名なイグアスの滝-Foz do Iguasu-(本来ポルトガル語で、
イグアスの"ス"はsuではなく"c"の下にひげが付いたような字を書きます)が
日帰りで観光できるということで、早速バスに乗り一日ひとり観光に出掛けました。
もっと迫力のある良い写真があれば良かったのですが、このような写真が残って
いるだけでした。滝の下の方で撮った写真は、水煙で何がなんだか分からないような
写真ばかりで、水滴まで付いているのがあったくらいです。

ここは、パラグアイとアルゼンチンの国境近くでしたので、ふたつめのロマンス語
スペイン語と出会うことになりました。今でこそ、ポルトガル語よりスペイン語の
方がずっとましですが、当時は全く分からず数人のグループの人から"写真を撮って"
とスペイン語で言われたのに早口すぎて全く分からず、カメラを持っていたので多分
写真を撮って欲しいのではと理解した次第でした。

この数年後にメキシコに住むことになるなどということは、その時点では全く想像
すら出来ないことでした。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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