アドベ -adobe-

"adobe"と言ってもソフトウェアメーカーのアドビ社のことではありません。
メキシコで、町と町を結ぶ高速道路や街道を車で走っていると、少し開けたところで
土っぽいというか土埃が立っているようなところを見ることがあります。なんとなく
見ていると見過ごしてしまうのですが、アドベ-adobe-と呼ばれる日干し煉瓦を
作っているところです。
メキシコでも町中などでは、いわゆる素焼煉瓦を積み上げて壁を作るのが普通ですが、
少し地方へ行くとアメリカ・ニューメキシコのサンタフェでも有名なアドベを積み上げて
壁にしているところがあります。日干し煉瓦の壁など日本ではあまり馴染みがないと
思っていましたので、ある日ドローレス・イダルゴの町を歩いているときにこの民家の
外壁と出会って、これは日本で紹介するのにちょうど良い感じだと思って写真を撮り
ました。外装の漆喰が剥げ落ちて、アドベがむき出しになっています。アドベは、
和の土壁のように土に藁(ワラ)を混ぜるだけだと思っていたのですが、小さな石も
一緒に混ぜて作られているようです。残念ながら実際に製造する工程を見たことが
ありませんので、またひとつ宿題ができました。
この壁が、エアコンを使わなくてもメキシコの春夏秋冬、屋内の気温や湿度をうまく
調整してくれるのだと思います。

comment

⇒   byotto (URL)  at2010-01-06 01:06 X

サカテカス州の村で、アドベ造りの家に泊まったことがあります。 びっくりしたのは、壁がすごく厚いことでした。 30cmぐらいはあったと思います。 ひんやりと涼しくて快適でした。
材料は、藁のほかに、牛や羊の糞を混ぜていたように記憶しているんですが、ひょっとしたら、素焼きレンガと混同しているのかもしれません。 僕にとっても宿題ですね。
以前住んでいた、ソノラ州サンルイスリオコロラド郊外では、コロラド河沿いに、沢山の素焼きレンガを作っているところがありました。 綺麗な赤味と焦げを出すために、ここでも家畜の糞を混ぜていました。 アメリカに出荷していて、それなりに良い商売になるようでした。 

⇒   byカイマン (URL)  at2010-01-06 05:08 X

うちのクリストバルも、自分で家や馬小屋やグアダルーペの安置所とかを、しこしこと作ってて、どれも未完成ですけど全部アドベです。
どういうときか分かりませんけど、ふと思い立ったように、若い衆の助っ人を頼んでアドベを作り積んでます。
土は自分の敷地から出たもので、見てると、藁の代わりなんでしょうけど、拾って来た馬糞を混ぜてます。
この方が藁よりいいんだって言ってます。
匂いが残らないかって気もしますけど、私の鼻では感じません。

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-01-06 17:18 X

>ottoさん
そうですね。窓の取り付け位置にもよりますが、外壁の面に合わせた場合、屋内から外を見ると出窓のように見えるくらいの厚さがありますね。餌にもよると思いますが、牛糞の大部分は藁のような植物の繊維ですね。要するに、藁を混ぜるのと同じ効果があるということでしょうか。それとも、他に理由があるのでしょうか。焼レンガと違ってアドベは、天日干しなので焼き色とかも関係なさそうですが、何か別の理由がありそうな感じがしますね。

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-01-06 17:24 X

>カイマンさん
やっぱり今でもアドベは多用されているのですね。こちらは牛糞ではなくて馬糞を使っているのですか。藁より糞の方が良い理由は、なんでしょう。不思議ですね。土に含まれる成分が、醗酵して硬く丈夫になるとかでしょうか?きっと試行錯誤を経て、材料の種類も変わってきたのでしょうね。
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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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