タイルの家 -Casa de los Azulejos-

メキシコシティは観光スポットの多いところで、近郊のテオティワカンやトゥーラの
ピラミッド、それにポポカテペトル山麓にある世界遺産などを含めると一週間では
とうてい全てを訪ねることは難しいと思います。極端な話、市内の歴史民俗学博物館
-Museo Nacional de Antoropologia-だけでもじっくり見ると数日は必要です。
初めての観光でメキシコシティへ行かれる場合、どうしても駆け足で観光スポットを
回ることになるかとは思いますが、市内の観光でたいてい訪れるのがソカロ-Zocaro-と
呼ばれる大統領府前の広場です。ソカロ周辺には、歴史的建物も多く見所も多いです。
その中のひとつにタイルの家と呼ばれる建物があって、伊達正宗がスペインに送った
支倉常長一行の使節団が、メキシコ滞在中に 宿泊したと言われているところです。
かつてメキシコに住んでいたときに、その話は聞いたことはありましたし、もちろん
建物の前を何度も通ったこともありましたが、一階にあるサンボルンズ-Sanborns-
というカフェレストランを利用したくらいで、じっくり中を見たことはありませんでした。
昨年のメキシコ行きでこの建物の前を通ったとき、"そうだ、ここはメキシカンタイル
の殿堂だったんだ"とふと思い、中に入ってみることにしました。
16世紀のバロック建築で、ちょっとゴテゴテした感じがなくもないですが、
そこに何かメキシカンタイルの使い方のヒントがあるかも知れません。
パリやミラノのコレクションもそのままでは身にまとえないですが、少しアレンジ
すれば我々の生活に使えないことはないように。

これは、建物裏手の壁面です。観光ガイドなどでは正面角の綺麗な写真が紹介されて
いますので、格好良い写真をご覧になりたい方は、そういうものか実際に訪れて確かめて
いただければと思います。とにかくカンテラ(自然石)のレリーフが入った窓枠を除いて
全てタイルが貼られています。



窓の部分のアップです。レリーフが、結構深く細かいです。
内部の様子は、次回のお楽しみということで。

comment

⇒   byキリグア (URL)  at2010-01-30 23:21 X

今まであまり興味のなかったメキシコですが、TequilaMasaさんのブログを読むようになってから、かなり惹かれてます。
タイル張りの家、すてきですね。内部が楽しみです。窓の青もすごくきれいですね。
以前、エルサルバドルの病院の改修工事の仕事でサンサルバドルに行ったとき、その病院はメタル張りだったんです。メタルのプレファブなんですが、バロック様式で、想像できますか?私はそんな建物始めて見ました。そのとき撮った写真を保存しておいたハードディスクが壊れてしまったのが残念です。
いろんな建物があるものですね。



⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-01-31 18:03 X

>キリグアさん
若い頃、赴任先の希望としてブラジルと会社に伝えていたのですが、あの頃興味も知識も全く無かったメキシコへの赴任が決まってしまいました。こういうのって運命なんでしょうね。でも実際に行ってみると、何かブラジルより肌が合っていたように思います。メスティソとは言え、モンゴロイドの血も混じっているので、メキシコの人達とも波長が合ったのかも知れません。文化的にも多様で、見所も沢山ありますし。

ところで"バロック様式のメタルのプレファブ"って全く想像つきませんが、ステンレスとかアルミとかを使っているのですか?インターネットとかで見られないでしょうか?

⇒   byキリグア (URL)  at2010-01-31 23:29 X

バロックではなくてゴシック様式でした。
もともと駅舎だったものを50年位前に病院として利用するようになり、老朽化が進んだために日本の無償資金で改修計画となったものです。
その建物はエルサルの文化遺産に指定されているので外観や構造はそのまま残して改修するようにとのことでしたが、どうなったかわかりません。
ステンレスとかアルミじゃなかったような気がしますが、そうだったかなあ?2m四方の立体的な鉄板(クリーム色)を壁に貼り付けてありました。日本の建築士の方にこれはプレファブですよね?と聞くと笑いながら、確かにそうだ・・・とおっしゃっていましたね。
内装も素敵でわたしの好きなシックな螺旋階段だったし、とっても素敵なシャンデリアがあって、あれは欲しかったなあ。
今となってはあの建物、興味がありますね。その時はうちの宿の建設中でサンサルにいながらキリグアのことばかり気になっていたので。

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-02-02 00:23 X

>キリグアさん
何か面白そうな現場だったようですね。クリーム色の鉄板が鱗(ウロコ)のようなゴシックですか。いよいよ想像できなくなってきました。それともモダンとゴシックを共存させようとしたのでしょうか?日本の建築家もセンスが良いですから、きっと素敵な建物が完成したのでしょうね。
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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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