素朴な木の道具

メキシコでも日本と同じように街には中国製品が溢れかえっています。
そういった状況の中で、日本の高度成長期と同じように昔から使われていた
素材の道具が少しずつ使われなくなって、プラスチックや合成樹脂でできた
日用品などに置きかえられています。ただ日本と少し違うのは、一般家庭でも
使われるような昔ながらの道具が市場から一斉に無くなってしまうようなことは
なく、大都会の家庭でも使い続けられているものが少なくありません。

この写真は、メキシコ第二の都市グアダラハラ近郊のタパルパ-TAPALPA-という
村を訪れたときに撮ったものですが、このように何種類もの木の道具が並べられて
いました。これらは、主にキッチンで使われるものです。中央下のレバーが付いて
いるような道具は、トウモロコシの粉を練って作ったマサ-masa-と呼ばれる生地を
球形にして板と板の間にはさんで押しつぶしタコスには欠かせないトルティージャ
-tortilla-を作るものです。その上の蕎麦の生地を伸ばすときに使うような道具は、
やはりメキシコでも同じような使い方をするもので、前述のマサを練って作るときに
使ったりします。それから、左下に見える道具は、メキシコ人が大好きなチョコレート
を混ぜる道具です。メキシコでは、大人の男でも朝食のときにチョコレート(日本で言う
ココア)を注文することがありますが、日本では"大のおとなが"と恥ずかしくてまず
考えられないと思います。僕の場合は、シナモンの香りのするこの飲むチョコレート
"メキシコではチョコラテ-chocolate-"が大好きなので、友人に便乗して注文する
ことがあります。日本と違ってオヤジでも堂々と注文することができます。
その他、桶や大きなしゃもじなども見えますが、今ではあまり見掛けなくなった
炉端焼きで使われるような大きなヘラのような道具もありますね。
このときは、お土産にトルティージャを作る道具と大きいひしゃく数本を購入しました。

comment

⇒   byotto (URL)  at2010-02-19 00:53 X

ここに写ってる道具はほとんど家にあるものばかりで、愛用しています。 しかしですね、家内の言うには、昔に比べて品質が格段に落ちてるらしいです。 ヘラやしゃもじは使い込む前にひび割れたり曲がる、モリニージョも変形したり欠けたりする。 大量生産品なんじゃないかと言ってます。 まさか中国製じゃあ...? 
昔のはもっと重く、スプーンやヘラの新品は刃物で削った後のごつごつが残っていて、使い込むうちにスムーズな表面になっていったそうです。 子供の頃に使っていた木のしゃもじは、彼女が以前に里帰りしたときにまだ現役だったそうですよ。 約25年です。    

⇒   byキリグア (URL)  at2010-02-19 00:56 X

私も自分のブログをアップしてからこちらに遊びに来て、おっ!木!って思いました。
木の素朴な道具、私も大好きで、まな板はいつもこれです。ただ、おしゃもじ、へらは私には使いにくいので日本製の木ベラを使っています。でも、タマーレスなどをつくるとき、大きなお鍋でマサをラードといっしょによくかき混ぜますが、この時はこの木の大きくて長いおしゃもじじゃないとダメですね。
チョコレートを淹れるときのモリニーヨ!メキシコ製のはかわいいですね。友達から一ついただきましたが、きれいな細工がしてあるのでこれはお土産用かな?と思ったのですが、メキシコでは普通にこれを使うんですね。グアテマラのはもっと単純で、プロペラのように木が二つ組み合わされてるだけです。
ずいぶん前にアンティグアの市場のこんな感じの道具屋さんで、売り物のカゴの中で猫が丸まって気持ちよさそうに昼寝してました。

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-02-19 21:19 X

>ottoさん
奥さんがおっしゃっていることは事実ですね。ずっと前のことですが、オアハカの山奥に行ったことがありまして、そこで使われていた木の道具は、すべてが今のものより重量感がありました。トルティージャも陶板で焼いてましたし、特産のバロネグロ-barro negro-も普通に生活の中で使われていました。きっと材質が変わったのだと思います。加工し易い木材を使っているので軽くなってしまったのでしょうね。家にトルティージャのマサを入れておく古い桶があるのですが、凄く重いです。ひょっとするとメスキテの木を使っているかも知れません。

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2010-02-19 21:29 X

>キリグアさん
ブログの写真で拝見しました!
新しい家具が届いたキリグアの宿のキッチンに少し木の道具が見えてました。
小学生のころ夏になると毎年父母の実家のある新潟に行っていましたが、あの当時はまだ自在鉤があって、鉄の鍋で祖母がナスの入った味噌汁や雑炊を作っていました。その時使っていたのは、もちろん木の杓子でした。実に懐かしいです。
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いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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