テントウムシのサンバ

今日は、何年振りに出会ったであろうこのテントウムシを見て、色々な思いが去来
した一日でした。記憶に無いほどに久し振りだったので、"あっ、テントウムシ"と
思わず声を出してしまったほどです。
神戸の中心街三ノ宮の沖合に埋め立てられた人工島ポートアイランドにメキシコ
から届いた民工芸品を保管しているところがあるのですが、その保管庫の扉の前に
このテントウムシがヨチヨチと歩いていました。
踏みつぶされそうなほど小さい虫が、この人工の島で力強く生きているのが、何か
皮肉と言うか、神戸のことを嘲笑うかのようにさえ思えました。
そもそも10年来お世話になっていた同じく神戸が誇る人工島六甲アイランドに
あった明治5年創業の老舗倉庫会社が幕を下ろされ、急遽この2月にこちらへ越して
きたばかりなのです。
日本経済が絶好調で、メキシコが債務超過で最悪だった80年代に、運が良いのか
悪いのかメキシコで過ごすことになったわけですが、その頃の神戸市と言えば
"神戸株式会社"と喧伝され繁栄を謳歌していました。今は見る影もなくこの人工島にも
更地が広がって雑草が蔓延り虫達の楽園になっているようでもあります。
80年代はメキシコで超インフレ下の債務超過社会を現実的な問題として経験した
わけですが、このデフレ下でのギリシャの債務、そして巨大な日本の債務のことを
思うと、ソクラテスや英雄アレキサンドロスの末裔達のデモの様子を見ていて、
この日本の先行きにも一層の不安を覚えないわけにはいきません。
いっそのこと、テントウムシになってしまう方が良い選択かも知れません。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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