メキシカンタイルの成型

この2枚の写真は、ふたつのメキシカンタイルを並べて表と裏から撮影したものですが、
どちらの写真も左側は陶土を型に入れて方形に成型したもので、右側は陶板を均等の厚さに
ならして方形になるようにカットしたものです。
典型的というか伝統的なメキシカンタイルは、右側のもので均等にならした陶土をカット
して成型したものです。カットして成型されたタイルの特徴は、焼成すると少し中央部が
盛り上がって湾曲したような感じになります。こういうタイルを壁面などに貼ると、その
微妙なアンジュレーションで光が乱反射して柔らかい光の空間が出来あがったりします。
この下手上手(ヘタウマ)的な仕上がりが、何と言ってもメキシカンタイルを特徴付ける
というか、個人的にも気に入っているところではあります。
とは言え、最初に取り扱ったのは、左側の型で成型されたタイルなんです。
と言うのも、型で成型されているメキシカンタイルは、偶然に訪ねたグアダラハラの工房
だけで出会ったもので、プエブラ-メキシコシティ-グアダラハラという経路で訪ねた方々の
工房では型で成型されたタイルにはついぞ出会えませんでした。型成型のタイルは、焼成後も
湾曲することもなく釉薬も少し盛り上がった状態で仕上がるのが気に入りました。
そんな経緯で取り扱うようになった型成型のタイルなのですが、メキシカンクラフトと
パラダイム
という記事でも書いたように、時代の波に流されその工房もとうとう廃業して
しまいました。まだまだ沢山の工房が伝統的なメキシカンタイルを作り続けていますが、
その数は確実に少なくなっているのも事実です。



comment

⇒ もしかして  byカイマン (URL)  at2010-09-05 05:23 X

それで、ふと思ったんですけど、ガラス張りの近代建築の表面が鏡のようにならないのは、意図してやってるのかもしれないって。

⇒ Re: もしかして  byTequilaMasa (URL)  at2010-09-05 18:09 X

> カイマンさん
ガラスは近代建築の資材として主役のひとつですね。ガラスは拭くだけで綺麗になりますからメンテナンスコストが低くランニングコストが抑えられますし、そういった意味では素晴らしい素材ですね。
おそらくガラスの表面を見るときの角度にもよるかと思いますが、鏡のように反射している建築物を見たこともあります。ただ、表面に何か加工を施しているガラスもあるかも知れないですね。
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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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