La Vida -人生-

今日はちょっとしたセミナーということで新大阪まで出掛けることになったので、
そのついでに少し手前の福島駅で下車して国立国際美術館へ束芋(たばいも)さんの
展覧会に行ってきました。モントリオール映画祭で深津絵里さんが、"悪人"という
タイトルの映画で主演女優賞を受賞したばかりだったので、偶然というかタイムリー
というか、その原作の挿絵を描いたのが束芋さんだったからですが。
作品の中に"悪人"の主人公をモチーフにしたインスタレーションがあって、その人
の人生を想像する内容を映像にしたもので、挿絵の原画と共にけっこうドキドキする
ような感覚が持てる作品でした。
最近、歳の所為なんでしょうか、車で信号待ちをしていると前の横断歩道を渡る人を
見ながらその人の人生を想像するようなことが時々あるのです。幸せな瞬間、苦労して
もがいている瞬間、何もなく平穏な瞬間、いろいろな土地を渡り歩いた人、地元だけで
過ごした人。
メキシコでは、このような公園が町中のあちらこちらにあって、ベンチには若者から
お年寄りまで語り合っている姿が見られます。ポツンと一人だけで座っている人もいて、
そんな人をみるとついまたその人の人生を想像したりしてしまいます。
目の前を通過する人、人、人、いろいろな日常、いろいろな経験、自分の未来の人生は
まだ見えませんが、少なくともこれまでの人生は全てが分かります。ただ、他人の人生
には、その人と実際に接しているほんの少しの瞬間分だけにしか触れることができません。
このインターネットのおかげで、少しは前より他の人の人生にも触れることができるように
なったのかも知れません。



comment

⇒ 寂しい人生  byカイマン (URL)  at2010-09-09 05:39 X

数年ぶりに日本に帰ったとき、嬉しくって昔懐かしいところを歩き回ったんですけど、大抵の公園のベンチでねてる浮浪者が目につきました。メキシコの方がよっぽど貧しい人が多いだろうに、寝るところがないってひとは日本より少ないんだなって思いました。

⇒ Re: 寂しい人生  byTequilaMasa (URL)  at2010-09-09 21:31 X

> カイマンさん
もう何年も前からですが、東京・大阪・名古屋など都市部の特定の地域や場所にホームレスの人達が集まっているところがありますね。もちろんその人達にもそこに至るまでの様々な人生があったわけですが、ついつい"あぁ、あの人はきっと羽振りが良くて銀座なんかで豪遊してたんだろうけど、不動産不況のあおりでスッカラカンになって今に至ってるのかなぁ、良い思いもきっといっぱいしたんだろうな。"とか、いろいろと想像してしまうわけです。
メキシコの方は実際よく分かりませんが、工藤律子さんの本を数冊読んだ感じでは、やはり過酷な人生を送っている人達が沢山いらっしゃるようです。
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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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