夢見がち

この写真は、メキシコシティの大統領府周辺の歴史地区にあるホテルのロビーに
あった数段のステップに貼られたタイルの装飾が気になって撮影したものです。
左側の柱の基部には、メキシコのタラベラ・タイルの典型ともいえる黄色の顔料が
施されたタイルが使用されています。

多分にアラブの香りが感じられる雰囲気で、古代ギリシャ・ローマ時代から脈々と
続く北アフリカや東方文化との交わりが、このメキシコの地にまで届いている。
現代には遠く及ばない数世紀前の限られた状況のなか、幸福な関係や不幸な関係を
経験しながら互いに影響しあって文化が伝わるダイナミズムに思いを馳せながら
見入ってしまいました。

暇と言われてしまえばそれまでなんですが、一枚のタイルを見て、そんなことを
夢想する瞬間を持てるのは、ある意味幸せなんじゃないかと思うわけです。

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⇒ 非文化  byカイマン (URL)  at2010-11-25 14:36 X

少し前になりますけど、ポルトガルを起点にしてモンゴル辺りまでを往復した大型トラック数台のキャラバンによる取材を数週間に渡り連日放送するTV番組を見ました。 よくぞこんなところで人が生活してるって感嘆するところの連続で、現在私たちが「文化」としてもてはやしていることにはなんの影響も与えることなく、生きて絶えていった人のほうが圧倒的に多かったんじゃないかって、無常観のようなものに圧倒されました。 ひねくれ者の私は、いわゆる文化的なものに感嘆するよりも、そんなことに無縁に消えていった圧倒的多数の人の営みに思いをはせる方にロマンを感じます。 

⇒ Re: 非文化  byTequilaMasa (URL)  at2010-11-25 23:22 X

> カイマンさん
カイマンさんは、"ひねくれ者"というよりむしろ"純粋な"ロマンチストだと思いますよ。
人として生まれ、既成の概念や慣習のなかで生きることしかできない我々には、そういう人達の生き様は想像の遥か彼方。確かにそれはまさにロマンですね。文化なんてものは小賢しいものです。技術なんかだって大したもんじゃない。政治なんかさらに意味がない。みんな、裸で暮らせばいいんですよね。


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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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