遠くへ行きたい

" 知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい、
 知らない海を眺めていたい そこか遠くへ行きたい"
若い頃は、この歌詞のように遠い見知らぬ土地へ行けば、何かに出会えるような
そんな気がして、東京へ、そらから北の東北や北海道へ、さらに海外へと行って
いたような気がします。
前々から生まれ育った地元兵庫のことを全く知らないことを認識してはいたの
ですが、何故かチャンスがなくて、特に兵庫県の北部から日本海側へは一度も
行ったことがありませんでした。

そんな近くて遠いところだったのですが、先月お盆の少し前にネット検索すると
偶然キャンセルが出たところだったらしく、2泊連泊で宿が取れてしまいました。

目的地は、数年前に世界ジオパークに認定された山陰海岸エリアにある竹野海岸。
神戸から直行で行くと3時間半くらいの行程なので、途中"あさご芸術の森美術館"
に立ち寄って行くことにしました。

地元にあるものは、どうしても卑下してしまう性格なので、あまり期待もせずに
訪れたのですが、これが逆の意味での期待外れで、なかなか素晴らしい美術館でした。
地元、朝来町(あさご)ゆかりの彫刻家、淀井敏夫氏の作品を中心に展示されていま
すが、館内だけではなく周りの森に配置された彫刻も素晴らしい造形のものが
いくつもありました。
特別展では、棟方志功氏の版画、それに横井日出昭氏の万華鏡が数多く展示されて
いて、あまりの盛り沢山さに時間が足りなくなってしまった感がありました。
行く前は、"30分ほどで切り上げて"と考えていたのですが、2時間でも余裕が無い
くらいで、もっとゆっくり鑑賞したいくらいでした。
また改めて紅葉の季節にでも行ってみたいなぁと思っています。



播但道から数年前に氾濫して豊岡の町を水浸しにしてしまった円山川沿いの道を
走ったのですが、兵庫も米どころなんだなぁと改めて思わせるような田舎道を走る
のもまた再発見というか、この歳になって初めて訪れる地元に"遠くへ行きたい"の
歌詞を思わせるような気分でした。

竹野の海岸も変化に富んでいて、点在する入江には小さな砂浜があって、人気も
少なく、シュノーケルで潜っても小さなアジの群れが無数にいるのに出会ったりと、
何もかも忘れてゆっくりと楽しめるところでした。



知人からは、"若いころに遠くへ歳をとったら地元へが、合理的なんじゃない?”と
言われたのですが、やっぱり遠くへ行く前に訪れて、海外の友人達にも兵庫はこんな
ところなんだよと教えてあげたほうが良かったなと反省しています。

comment

⇒   byOTTO (URL)  at2011-09-21 01:14 X

うわぁ、里心がつくなぁ、学生時代の後半を過ごした、僕の心の故里ですよ。 鳥取から竹野あたりの海岸は本当に綺麗だった。 想いがありすぎて、それから遠くになりすぎて、言葉にならないです、うるうる。
この次は、トンネルだらけの山陰本線を鈍行の旅、なんていかがですか? 

⇒   byTequilaMasa (URL)  at2011-09-21 18:45 X

> OTTOさん
OTTOさんには思い出深いところだったんですね。
メキシコで長距離の運転に慣れて苦にならなくなってからは車で出掛けることが多くなりました。
でも、汽車の旅もいいですねー。出石とか丹波篠山なんかにもまだ行ったことがないんですよ。
信じられないでしょう!これで兵庫県人やってるんですから。
淡路島から山陰まで、尼崎から相生まで、とにかく兵庫県は、東西南北広くてバラエティーに富んでますよ、本当に。

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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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