My Favorite Things - 私のお気に入り -

名古屋市のM様が、ご自宅に飾られたタイルの写真を
送ってくださいました。

お便りには、メキシコのタイルのことを凄く気に入って
いらっしゃって、テレビの番組でタイルを販売するショ
ップが紹介されたのをご覧になって、どうしても入手し
たいとの思いから、いろいろと入手先を探された結果、
コンティーゴのショップに行きつかれたということです。



ご苦労の末に入手されたタイルですが、実物もお気に入り
いただいたご様子で、当方としても嬉しい限りです。
メキシカラーでとても明るいキッチンになりましたね。

tilepractico36.jpg

運命的にと言えば大袈裟になってしまいますが、M様に
メキシコのタイルをお届けするまでには、次のような紆余
曲折・試行錯誤の連続ではありました。

と言うのも、アイアンのガーデンファニチャーや陶器の
植木鉢などと一緒に輸入していた頃からお付き合いいた
だいていたタイル工房から、1年後に廃業する予定だと
いうことを聞いて、それは大変なことになったということで、
現地に行ってレンタカーを運転しながら一人でいくつかの
産地を回り、電話帳などで調べながら一つひとつ工房を
訪ねて回りました。

実際に訪ねてみると、こちらが必要とするサイズのタイルを
作っていなかったり、従来とは違う工程で作られていたり、
仕上がったタイルを積みだすには困難な場所に工房が建てら
れていたり、電話や人伝ではなく本当に訪ねてみないと分か
らないことが沢山ありました。インターネットはともかく、
ファックスが無い工房もけっこうありました。そうなると
日本からの連絡すら満足に取れないことが予想されますし、
というか絶対に音信不通になることが目に見えていました。

メキシコでも先端産業の分野では日本と変わらないと言いま
すか、むしろ進んでいる部分もあったりするのですが、こと
工芸品や民芸品の世界になると、コミュニケーション手段で
あったり、商慣行であったり、それはもう時代錯誤に陥る
ほどの感覚なので、おそらく殆どの日本人は耐えられないだ
ろうなというのが予想できます。

このような難局も数十年来のメキシコ人の友人達がいろいろ
と協力してくれていて、現在もなんとかそれを乗り越えられ
ている状況で、現地の友人達には本当に感謝しています。

グダグダと書いてしまったのですが、こうやっていろいろな
波を乗り越えてメキシコから日本にやって来たタイルが、
皆さんのお手元に届いて、そして喜んでいただければ、
ハンドルを握ってタイルを探した甲斐があったと思うことが
できて嬉しさも格別です。

M様、お写真を送っていただき有難うございました。
当方も今お付き合いいただいているタイル工房との出会いに
いたる旅のことなど、いろいろ懐かしい思い出に浸ることが
できて本当に良かったです。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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