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メキシコのタイル作りは、いま...

次の写真に2枚のタイルが写っています。
さて、"左右のタイルのどこが違うでしょうか?"

何か少し脳トレのようなことになってしまいましたが、
是非チャレンジしてみてください。



あっさり答えを言ってしまいますと、左側のタイルの
左下の部分に2本線が足りません。
そして、左側のタイルは、取り敢えず"不良"として
出荷いたしません。

当方で取り扱っているタイルは、成形から絵付けまで
全ての行程が手作業ですので、稀にこういうタイルが
出てきます。現地での箱詰めの際に絵柄の違いに気付
くことなく出荷されてしまったのです。

今回のメキシコ行きでは、数軒のタイル生産者を訪ね
ました。現地の製造工程も年を追って変化しています。
伝統的な手作りの生産工程を維持することが少しずつ
難しくなっているようでした。

次の写真は、絵付けの行程です。
シルクスクリーンのような要領で絵柄をプリントしてい
ます。確かに手作業による絵付けですが、この方法だと
最初の写真にある2枚のタイルのように絵柄のどこかが
違うというミスが発生することがありません。

doloreshidalgo14.jpg

メキシカンタイルというと、1枚毎に少しサイズが違って
いたり、絵柄にも線の太さが違っていたり、模様のサイズが
違っていたたり、少し愛嬌があって、そんなところに何か
温かみを感じられるのではないでしょうか。

残念ですが、重労働の陶土の練り工程や手間が掛かる
手作業による絵付けの行程は、新しいやり方に移行し
つつあって、メキシカンタイルの最大の欠点でもあり
特徴でもあったサイズや絵柄のバラつきがなくなって
工業生産されるタイルに少し近づくような感じです。
ただ、磁器タイルではありませんので、昔ながらの温かみの
ある質感はそのまま残りますので、それだけが最後の砦に
なりそうです。

生産者のお話では、数年後には、陶土の精製と練りの
工程、成形の工程などは機械化され、手作業での絵付けは
無くなり全てステンシルでの作業になるだろうということ
でした。

現在、当方で販売しているタイルは、絵付けも含めて全て
の工程が手作業のものです。いよいよ貴重な在庫になって
しまったんだなぁと、改めて感じています。

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TequilaMasa

Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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