ロマンス、それから -その2-

前回の記事では、レシフェでの生活のスタートとパラ州の州都ベレンへ行ったことを
書きました。今回は、ブラジルの人達にさえ奥地と言われてしまったマラニョン州の
トゥトイア-Tutoia-への旅です。

まず、Recifeから北西へ数百キロのところにあるセアラ州の州都フォルタレーザ
-Fortaleza-にバスで移動。そこからさらに隣の州ピアウイのパルナイバ-Parnaiba-に
バスで移動。トゥトイアへ行くには、ここからが大変でした。最終目的地のトゥトイアは
海岸沿いにある村なのですが、いわゆる陸の孤島で陸路からだと沼地や湿地を通り抜けて
行く必要があって、季節によってはどんな危険がともなうか分からないようなところでした。
そこで、パルナイバからは小舟に乗船して、十時間前後の旅をしなければいけなかったのです。

そのボートたるや椅子も何もありません。ただ、ハンモックが並列にいくつか並べられている
だけです。トゥトイアに着いてからもそうだったのですが、この辺りはベッドで寝る習慣が
なく、毎日ハンモックで寝る生活でした。そんな、生活を約一か月続けることになったのです。
船に乗り込むと桟橋にバナナ売りが来て、モンキーバナナを売っていたので、周りの人達が
するようにバナナをひと房と殻付きのピーナツを一袋買って、これからの旅に備えました。
最初の写真は、パルナイバの船着場の桟橋です。ここからは、向こうに見えるジャングルを
くぐって延々と続くような船旅でした。

トゥトイアでは、レシフェの知人からの依頼でエビ漁の調査をすることになっていたので、
毎朝夜明けごろに四駆を運転して海岸を走り回り、地引網の漁師たちの漁を記録しました。
現地では民家にホームステイするような感じで過ごしたのですが、シャワーはブロック
で囲われた空間の隅に水溜めのようなところがあって、その水をバシャバシャと空き缶で
かけるといった感じで、お湯なんて贅沢なものはありません。豚やニワトリなどの家畜も庭に
いるので、ハエが沢山いて食事のときはナイフとフォークを皿の上に持っていくとハエが
一斉に飛び立って食事にありつけるというように、ハエの食事を横取りしているのではないか
とさえ思えるほどでした。夜は夜で、翼を広げると1メートルはあるくらいの大コオモリが
寝室に入ってきたりで、いやはや大変なところに来てしまったという思いでした。
そんなことも、今から思えば貴重な体験だし、良い思い出になっています。

こんなところへは、もう二度と行けないだろうと思っていましたが、Google Earthで
またトゥトイアへ行くことができました。改めてインターネットとソフトの凄さを感じ
ざるを得ません。皆さんも、Recife - Fortaleza - Parnaiba - Tutoia という文字列で
Google Earthを使って街や村の位置を確認していただければ、トゥトイアがどんなところに
あるか理解していただけると思います。

パルナイバ -Parnaiba- の桟橋


トゥトイア -Tutoia- のエビ地引網漁

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Author:TequilaMasa
いつしかメキシコのハンドクラフトが人生の相棒になっていました。

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